2017-06-05 第5夜 現実問題を肯定的に受けいれるための一つの支えになる装置という視点からすると、縁の概念はかなり使える。 ──齋藤孝さんが『折れない心の作り方』のなかで 縁というのは、仏教用語でいう因果関係のことだ。森羅万象全ての ことが単独に存在するのではなく、相互に依存して存在しているといった意味がある。 日本人は古来、「縁」という発想で、身の回りの説明のつきにくい事柄を納得してきた。 「ご縁ですから」と思える人は強い。