第2夜

どうも、歴史の大きな流れと、私たちが頭の中で考えている世界や社会像が、ものすごくちぐはぐな状態になっている。極小の単位で見ると合理性があるんだけれども、全体としては不合理なことをしている気がしてならないんです。

──平川克美さんが『脱グローバル論』のなかで

 

平川さんはこんな状況を「移行期的混乱」と名付けました。おそらく向こう30年、40年は続くだろうと言います。

 

第1夜

息苦しいからもっと空気を吸おう、吸おうとする。だが、息苦しさの本当の原因は、きちんと息を吐けていないところにある。

──齋藤孝さんが『折れない心の作り方』のなかで

 

息がしっかり吐ききれていれば、新鮮な空気をたくさん吸うことができる。けれど、吸った空気が吐き切れていないと、浅い呼吸を繰り返してしまう。結果、息苦しさを感じつづけることになる。息苦しさを感じるのは、自分の呼吸の問題なんだ。しっかり息を吐こう。